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永井沢水力発電とは

利根郡最初の水力利用による発電所で、当初の村長真下弁次郎は郷土文化の発展と沼田町への送電を意図し、大字川額永井沢の渓流を利用して建設せるもので、明治四十一年一月一日に完成する。
本郡電力開発事業の創設事業の創設として特筆に価するものである。

東京電力渓流取水口（発電所予定地下流）

経営概略

補手	綿貫寛哉
設備	タービン水車一五〇馬力一台、水流四ヶ、鉄管の直径二尺、長サ一五〇米、有効落差一二〇尺
出力	二、二〇〇ボルト、四〇キロワット単相
送電	発電所→入原→伏田→君河原→ 片品川横断→戸鹿野→沼田
点灯数	拾燭光電球（カーボン球）百五十灯

明治四十四年利根発電株式会社上久屋発電所が設立されるに及び合併となった。
この永井沢発電所に近い平田照房宅は当村において電灯をつけた、最初の家である。

料金は十燭光一ヶ月三十五銭であった。この発電所に落雷のあった翌朝「雷様のお姿はどんなでしたか」と真剣に尋ねた村民があったとは、この資料提供者綿貫寛哉の笑い話しである。

久呂保村誌編集委員会.“永井沢発電所”村誌久呂保
久呂保村誌編集委員会,昭和36年,334-335

取水口計画位置

渋川市赤城町

2020年5月に渋川市赤城町長井小川田に77㎾のソーラーシェアリングの太陽光発電の設置予定です。パネルの下には、有機無農薬栽培の山ウド、山フキが生産されます。

設置予定地